Clinical Trial

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ステロイド抵抗性急性GVHDに対するルキソリチニブの長期的な優越性と安全性:第III相REACH2試験の最終解析結果

ステロイド抵抗性急性GVHDにおいて、ルキソリチニブが24か月追跡でも従来治療と比較して治療不成功バイ生存期間を有意に改善することを示した第III相試験の最終解析である。長期曝露においても新たな安全性シグナルは認められず、本剤の二次治療としての位置づけを強固に支持する。
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難治・再発AMLにおける移植前寛解導入療法の意義を問う:ランダム化比較第3相ASAP試験の長期解析結果

難治・再発AMLにおいて、同種造血幹細胞移植前に強力な救援化学療法で寛解を目指す戦略の臨床的意義を、初めて前向きランダム化比較試験で検証した研究である。移植時の寛解状態ではなく、ELNリスク分類に基づく白血病の遺伝学的特性が長期予後を規定することを示している。
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LBCLに対する抗CD19 CAR-T療法におけるレベチラセタム予防投与の有効性と安全性:多施設共同傾向スコアマッチング解析による検証

CAR-T療法におけるICANS予防として慣習的に行われてきたレベチラセタム投与は、ICANSの発症率や重症度を改善しないことが示された。一方で、予防投与は治療初期の血液毒性を有意に増加させる可能性があり、現在の予防戦略の再考を促す重要な知見である。
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大細胞型B細胞リンパ腫におけるCAR-T療法後の超高感度ctDNA解析を用いた早期治療反応予測

CAR-T細胞療法後の大細胞型B細胞リンパ腫において、超高感度ctDNA解析により輸注後1週間という早期段階で長期予後を予測できる可能性を示した研究である。画像診断よりも早期かつ正確に治療反応性を評価できる指標となり得る点が示唆された。
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75歳以上の高齢者未治療びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対するザヌブルチニブ、リツキシマブ、レナリドミド併用療法の有効性と安全性を評価する第2相試験

標準的化学療法に不耐容な75歳以上の未治療DLBCL患者を対象に、ザヌブルチニブ・リツキシマブ・レナリドミド併用(ZR2)が高い完全奏効率と良好な生存成績を示した第2相試験である。治療効果が腫瘍遺伝子異常よりも腫瘍微小環境、とくにcDC1活性化やT細胞免疫記憶と関連していた点は、高齢者DLBCL治療の新たな治療概念を示唆する。
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再発・難治性低悪性度B細胞リンパ腫に対するaxi-celの5年解析:濾胞性リンパ腫における長期予後と治癒の可能性

再発・難治性の濾胞性リンパ腫および辺縁帯リンパ腫に対するaxi-celの5年間にわたる長期追跡解析であり、濾胞性リンパ腫では投与後30か月以降のリンパ腫進行や関連死が極めて稀であった。リンパ腫特異的生存曲線のプラトー形成が確認され、低悪性度リンパ腫における治癒の可能性を臨床的に示した。
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再発・難治性濾胞性リンパ腫に対するエプコリタマブとR2療法の併用:第1b/2相試験における高い完全奏効率と長期予後の検討(EPCORE NHL-2)

再発・難治性濾胞性リンパ腫に対し、エプコリタマブとR2療法の固定期間併用が、極めて高い完全奏効率と深い奏効を示した第1b/2相試験である。POD24や二重抵抗性などの高リスク群においても良好な治療成績が得られ、ケモフリー治療としての臨床的意義を示した。
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未治療慢性リンパ性白血病に対する期間固定療法とイブルチニブ継続療法の直接比較:第3相CLL17試験中間解析

これまで未治療CLLにおいて、分子標的治療の継続投与と期間限定投与を直接比較した第3相試験データは存在しなかった。本研究は、期間限定療法(ベネトクラクス+オビヌツズマブ/ベネトクラクス+イブルチニブ)が、イブルチニブ継続療法に対してPFSで非劣性であることを示し、未治療CLLにおける期間限定療法の妥当性を補強した。
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12〜16歳の女性におけるHPVワクチン1回接種の2回接種に対する非劣性の検証:第3相ESCUDDO試験

HPVワクチン1回接種が、12〜16歳の女性において標準的な2回接種と比較し、HPV16/18の持続感染予防において非劣性であることを大規模ランダム化比較試験で示した。ワクチン供給や接種完遂率が課題となる地域における、子宮頸がん予防戦略の効率化を裏付ける臨床的根拠を提供する。
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高用量インフルエンザワクチンの高齢者における入院抑制効果:46万例超の統合解析FLUNITY-HDの結果

高齢者における高用量インフルエンザワクチンの有効性を、33万人規模の個別ランダム化比較試験で検証した重要な報告。入院抑制という重症アウトカムに焦点を当て、実臨床におけるワクチン戦略を再考させる知見を提供している。