Clinical Trial

Recent Papers

再発・難治性多発性骨髄腫におけるイサツキシマブ皮下注用ウェアラブル注入器の有効性と安全性の検証:第III相IRAKLIA試験

再発・難治性多発性骨髄腫に対し、ウェアラブル注入器(OBI)を用いたイサツキシマブ皮下投与の非劣性を検証した第III相IRAKLIA試験の結果を概説する。従来の静注投与と比較して奏効率の非劣性が証明されただけでなく、輸注関連反応の劇的な減少と患者満足度の向上が示された。
Recent Papers

未治療TP53変異陽性急性骨髄性白血病に対するMagrolimab併用療法の有効性を検証した第III相試験:ENHANCE-2

予後不良なTP53変異陽性AMLに対するMagrolimab併用療法の有効性を検証した第III相試験(ENHANCE-2)の結果、主要評価項目である全生存期間の改善は示されなかった。本疾患における新規治療開発の困難さと、先行する第Ib相試験の結果を慎重に解釈する必要性を再認識させるものである。
Recent Papers

未治療の強力化学療法不適応AMLに対するベネトクラクス+アザシチジンへのマグロリマブ上乗せ効果の検証:第3相ENHANCE-3試験

強力化学療法不適応の未治療AMLにおいて、ベネトクラクス+アザシチジンへのマグロリマブ上乗せ効果を検証した第3相試験である。生存期間の改善は示されず、感染症関連の致死的有害事象が増加した点は、抗CD47療法の今後の開発戦略に重要な示唆を与える。
Recent Papers

進行期古典的ホジキンリンパ腫におけるN-AVD療法の年齢層別ベネフィット:S1826試験サブセット解析による長期追跡報告

進行期古典的ホジキンリンパ腫において、ニボルマブ併用N-AVD療法が全年齢層で高い有効性と良好な安全性を示した。特に思春期患者で放射線療法の使用をほぼ回避できた点は、長期毒性低減の観点から重要である。
Recent Papers

人工呼吸器装着患者に対する消化管選択的除菌(SDD)の死亡率改善効果:国際共同クラスターランダム化比較試験SuDDICUの結果

消化管選択的除菌(SDD)は有効性が示唆されつつも耐性菌の懸念から普及してこなかった。本研究は国際共同クラスターランダム化比較試験により、現代の集中治療環境におけるSDDの死亡率への影響と微生物学的影響を検証した。
Recent Papers

合併症を有する未治療慢性リンパ性白血病に対するベネトクラクス+オビヌツズマブ併用療法の固定期間投与:第3相CLL14試験

合併症を有する未治療慢性リンパ性白血病患者において、ベネトクラクスとオビヌツズマブによる固定期間治療が、化学免疫療法より優れた無増悪生存期間を示した。化学療法を用いず、高リスク遺伝学的背景を含む集団で高いMRD陰性率を達成した点が臨床的に重要である。
Recent Papers

未治療多発性骨髄腫に対する強化型VRD療法と自家移植前処置BUMEL vs MEL200の第3相試験:GEM12/14試験の長期解析

移植適応の未治療多発性骨髄腫において、強化VRD療法と自家移植の併用が長期にわたり高い無増悪生存を維持することを示した第3相試験である。ISS病期に応じて前処置(BUMELとMEL200)を選択することで、移植前治療の個別化が可能であることを示唆している。
Recent Papers

院内・医療関連グラム陰性菌血流感染症に対するセフィデロコルの有効性と安全性:ランダム化比較試験(GAME CHANGER試験)

院内および医療関連グラム陰性菌血流感染症に対するセフィデロコルの非劣性を、ランダム化比較試験として初めて示した研究である。多剤耐性菌を含む複雑な耐性プロファイルに対する臨床成績が示され、治療選択が制限される状況における薬剤位置づけに重要な示唆を与えている。
Recent Papers

移植非適応の再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫におけるモスネツズマブとポラツズマブ ベドチン併用療法の優越性:第III相SUNMO試験

移植不適応の再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫において、モスネツズマブとポラツズマブ ベドチンの併用療法が、標準治療R-GemOxに対して無増悪生存期間と奏効率で明確な優越性を示した。外来で完結する固定期間治療として、化学療法に依存しない新たな治療選択肢を提示している。
Recent Papers

非血縁者間移植における後置シクロホスファミド・シロリムス・シクロスポリン併用療法の慢性GVHD抑制効果:第II相ランダム化比較試験

非血縁者間造血幹細胞移植において、PTCy・シロリムス・シクロスポリン併用療法が、再発リスクを増やすことなく中等症以上の慢性GVHDを著明に抑制することを第II相ランダム化比較試験で示した。慢性GVHD低減を通じて、移植後の長期予後およびQOL改善につながる可能性を提示している。