Clinical Trial

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Ph陰性急性リンパ性白血病における年齢適応化学療法とMRDに基づく移植戦略:GRAALL-2014試験結果

Ph陰性ALLに対し、年齢に応じた化学療法の強度調整とMRDに基づく移植適応の層別化により、毒性を抑えつつ生存率を向上させたGRAALL-2014試験の結果を概説する。45歳以上の群における誘導療法死亡率の劇的な低下と、MRD基準による適切な移植症例の選別がもたらす臨床的意義を提示している。
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既治療の再発・難治性多発性骨髄腫に対するテクリスタマブ・ダラツムマブ併用療法の優越性:第3相MajesTEC-3試験

既治療の再発・難治性多発性骨髄腫に対し、テクリスタマブとダラツムマブの併用が標準治療を大幅に上回る無増悪生存期間および全生存期間の改善を示した第3相試験を概説する。高いMRD陰性化率と長期予後の向上を両立する新たな免疫療法の臨床的有用性を提示している。
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MSSA菌血症治療におけるセファゾリンのクロキサシリンに対する非劣性と優れた腎安全性の検証:CloCeBa試験

MSSA菌血症の治療において、セファゾリンが標準治療であるクロキサシリンに対し臨床的に非劣性であり、かつ急性腎障害のリスクを大幅に低減させることを示したランダム化比較試験の結果を概説する。これまで観察研究に留まっていたセファゾリンの有効性と、優れた腎安全性を前向きに実証した重要な報告である。
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t(11;14)陽性再発・難治性多発性骨髄腫に対するベネトクラクス+デキサメタゾン療法の第III相試験:CANOVA試験

t(11;14)陽性の再発・難治性多発性骨髄腫を対象に、ベネトクラクス+デキサメタゾン療法を標準治療のポマリドミド併用療法と直接比較した第III相CANOVA試験の結果を概説する。主要評価項目のPFSで有意差は示せなかったものの、特定の細胞遺伝学的異常を標的としたバイオマーカー選別による個別化医療の可能性と課題を提示している。
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初発CBF急性骨髄性白血病に対する強力な化学療法へのダサチニブ上乗せ効果の検証:第3相AMLSG 21-13試験

初発コアバインディングファクター急性骨髄性白血病(CBF-AML)に対し、強力な化学療法へのダサチニブ上乗せ効果を検証した第3相試験の結果を概説する。期待されていたイベントフリー生存期間(EFS)の改善は認められず、むしろ重篤な有害事象を有意に増強させることが明らかとなった。
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再発・難治性濾胞性リンパ腫に対するタファシタマブ+レナリドミド+リツキシマブ併用療法の有効性と安全性:第3相inMIND試験

再発・難治性濾胞性リンパ腫に対し、既存のR2療法に抗CD19抗体タファシタマブを上乗せする有効性を検証した第3相inMIND試験の結果を概説する。POD24や抗CD20抗体抵抗性を含む高リスク群においても無増悪生存期間(PFS)の有意な改善が示されており、新たな標準治療の選択肢としての可能性が示唆された。
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R-CHOP後に完全寛解を得た高リスクDLBCLに対するアテゾリズマブ地固め療法の第2相試験(HOVON 151)

R-CHOP療法後に完全寛解を得た高リスクDLBCL患者を対象に、アテゾリズマブ地固め療法の有効性を検証した第2相試験の結果を概説する。本療法は目標とする2年無病生存率を達成し、対照群比較でも有意な生存ベネフィットを示しており、再発抑制に向けた新たな治療戦略としての可能性が示唆された。
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70歳以上の高齢者におけるPTCyを用いたGVHD予防の有用性:BMT CTN 1703試験のサブグループ解析

70歳以上の高齢者における移植後シクロホスファミド(PTCy)を用いたGVHD予防の有用性を検証したBMT CTN 1703試験のサブグループ解析を概説する。PTCyは重症GVHDを強力に抑制し、非再発死亡(NRM)を有意に低下させることで、高齢者における同種移植の臨床成績を劇的に改善することが実証された。
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ハイリスクの重症インフルエンザ入院患者におけるバロキサビルとノイラミニダーゼ阻害薬併用療法の有効性:FLAGSTONE試験の事後解析

重症インフルエンザ入院患者のうち、免疫不全や慢性疾患を持つハイリスク層に焦点を当てたFLAGSTONE試験の事後解析結果を概説する。バロキサビルとノイラミニダーゼ阻害薬の併用療法は、単剤療法と比較してウイルス消失を早め、28日死亡率を有意に低下させる可能性が示唆された。
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高齢者進行期古典的ホジキンリンパ腫に対するPETガイド下BrECADD療法の有効性と安全性の検討:GHSG HD21試験第二相2コホート

進行期古典的ホジキンリンパ腫の高齢患者に対し、PETガイド下BrECADD療法の有効性と安全性を検証した第II相試験の結果を概説する。適切な用量調節を行うことで、75歳までの高齢者においても高い治療完遂率と良好な2年無増悪生存率(91.5%)を両立し得ることが示された。