AML

Recent Papers

初発難治性急性骨髄性白血病におけるドナー型別の同種造血幹細胞移植成績:EBMTレジストリに基づく大規模比較解析

初発難治性急性骨髄性白血病(prAML)を対象に、EBMTレジストリに基づきドナー型が移植予後に与える影響を解析した大規模研究を概説する。ハプロ一致移植が他のドナー型と比較して生存成績で劣ることを示しており、迅速な移植実施におけるドナー選択の重要な指針を提示している。
Recent Papers

メニン阻害薬による内因性レトロウイルス誘発とT細胞活性化を介したGVL効果の増強

メニン阻害薬が白血病細胞の内因性レトロウイルス誘発を介した免疫原性向上と、ドナーT細胞の直接的な活性化という二重の機序でGVL効果を著明に増強することを概説する。移植後の再発が課題となるKMT2A再構成やNPM1変異陽性AMLにおいて、免疫逃避を打破する新たな維持療法戦略としての可能性を提示している。
Recent Papers

初発CBF急性骨髄性白血病に対する強力な化学療法へのダサチニブ上乗せ効果の検証:第3相AMLSG 21-13試験

初発コアバインディングファクター急性骨髄性白血病(CBF-AML)に対し、強力な化学療法へのダサチニブ上乗せ効果を検証した第3相試験の結果を概説する。期待されていたイベントフリー生存期間(EFS)の改善は認められず、むしろ重篤な有害事象を有意に増強させることが明らかとなった。
Recent Papers

未治療TP53変異陽性急性骨髄性白血病に対するMagrolimab併用療法の有効性を検証した第III相試験:ENHANCE-2

予後不良なTP53変異陽性AMLに対するMagrolimab併用療法の有効性を検証した第III相試験(ENHANCE-2)の結果、主要評価項目である全生存期間の改善は示されなかった。本疾患における新規治療開発の困難さと、先行する第Ib相試験の結果を慎重に解釈する必要性を再認識させるものである。
Recent Papers

未治療の強力化学療法不適応AMLに対するベネトクラクス+アザシチジンへのマグロリマブ上乗せ効果の検証:第3相ENHANCE-3試験

強力化学療法不適応の未治療AMLにおいて、ベネトクラクス+アザシチジンへのマグロリマブ上乗せ効果を検証した第3相試験である。生存期間の改善は示されず、感染症関連の致死的有害事象が増加した点は、抗CD47療法の今後の開発戦略に重要な示唆を与える。
Recent Papers

ELN中リスクAMLにおける第1寛解期同種移植の臨床的・経済的妥当性:ETAL-1試験に基づく費用対効果解析

ELN 2017基準で中リスクと分類される若年AML患者において、第1寛解期での先行的な同種造血幹細胞移植は、再発後の待機的移植と比較して生涯コストを抑制しつつQOLを改善することが示された。生存期間と費用を統合した医療経済学的解析により、CR1移植の合理性を強く支持する結果である。
Recent Papers

高齢AML患者における高齢血縁一致ドナーと若年ハプロドナーの移植成績の比較:EBMTレジストリ解析

高齢AML患者において、高齢血縁一致ドナーと若年ハプロドナーの移植後生存成績は同等であることが、EBMTレジストリ解析により示された。一方で、再発抑制と非再発死亡のトレードオフがドナー属性によって異なり、症例ごとのドナー選択を最適化する必要性が示唆されている。
Recent Papers

難治・再発AMLにおける移植前寛解導入療法の意義を問う:ランダム化比較第3相ASAP試験の長期解析結果

難治・再発AMLにおいて、同種造血幹細胞移植前に強力な救援化学療法で寛解を目指す戦略の臨床的意義を、初めて前向きランダム化比較試験で検証した研究である。移植時の寛解状態ではなく、ELNリスク分類に基づく白血病の遺伝学的特性が長期予後を規定することを示している。