2026-01

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非血縁者間移植における後置シクロホスファミド・シロリムス・シクロスポリン併用療法の慢性GVHD抑制効果:第II相ランダム化比較試験

非血縁者間造血幹細胞移植において、PTCy・シロリムス・シクロスポリン併用療法が、再発リスクを増やすことなく中等症以上の慢性GVHDを著明に抑制することを第II相ランダム化比較試験で示した。慢性GVHD低減を通じて、移植後の長期予後およびQOL改善につながる可能性を提示している。
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再発・難治性DLBCLに対するタファシタマブ・レナリドミド併用療法:スペインGELTAMOによるリアルワールド解析

第2相L-MIND試験の基準に適合しない再発・難治性DLBCL患者を多数含む集団において、タファシタマブ・レナリドミド併用療法の有効性と安全性を実臨床データで検証した後方視的解析である。患者選択とレナリドミドの用量強度維持が奏効の持続や生存転帰に密接に関連することを示している。
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ステロイド抵抗性急性GVHDに対するルキソリチニブの長期的な優越性と安全性:第III相REACH2試験の最終解析結果

ステロイド抵抗性急性GVHDにおいて、ルキソリチニブが24か月追跡でも従来治療と比較して治療不成功バイ生存期間を有意に改善することを示した第III相試験の最終解析である。長期曝露においても新たな安全性シグナルは認められず、本剤の二次治療としての位置づけを強固に支持する。
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再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対するCD3/CD20二重特異性抗体のリアルワールドでの治療成績とCD20発現の意義

米国におけるCD3/CD20二重特異性抗体エプコリタマブおよびグロフィタマブの最大規模リアルワールド解析であり、治験不適格例を含む集団における有効性と安全性を示した。特に治療前後のCD20発現低下が明確な予後不良因子であることを示し、実臨床における再生検と抗原評価の重要性を明らかにしている。
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ELN中リスクAMLにおける第1寛解期同種移植の臨床的・経済的妥当性:ETAL-1試験に基づく費用対効果解析

ELN 2017基準で中リスクと分類される若年AML患者において、第1寛解期での先行的な同種造血幹細胞移植は、再発後の待機的移植と比較して生涯コストを抑制しつつQOLを改善することが示された。生存期間と費用を統合した医療経済学的解析により、CR1移植の合理性を強く支持する結果である。
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高齢AML患者における高齢血縁一致ドナーと若年ハプロドナーの移植成績の比較:EBMTレジストリ解析

高齢AML患者において、高齢血縁一致ドナーと若年ハプロドナーの移植後生存成績は同等であることが、EBMTレジストリ解析により示された。一方で、再発抑制と非再発死亡のトレードオフがドナー属性によって異なり、症例ごとのドナー選択を最適化する必要性が示唆されている。
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難治・再発AMLにおける移植前寛解導入療法の意義を問う:ランダム化比較第3相ASAP試験の長期解析結果

難治・再発AMLにおいて、同種造血幹細胞移植前に強力な救援化学療法で寛解を目指す戦略の臨床的意義を、初めて前向きランダム化比較試験で検証した研究である。移植時の寛解状態ではなく、ELNリスク分類に基づく白血病の遺伝学的特性が長期予後を規定することを示している。
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再発・難治性B細胞性急性リンパ性白血病におけるTisagenlecleucel投与後の感染合併症:CIBMTRデータに基づく大規模リアルワールド解析

再発・難治性B細胞性急性リンパ性白血病に対するtisagenlecleucel後の感染症について、CIBMTRの大規模リアルワールドデータを用いて頻度とリスク因子を解析した研究である。感染症は一定の頻度で発生するが、適切な管理下では早期死亡への寄与は限定的であり、個別化された感染予防戦略の重要性を示している。
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LBCLに対する抗CD19 CAR-T療法におけるレベチラセタム予防投与の有効性と安全性:多施設共同傾向スコアマッチング解析による検証

CAR-T療法におけるICANS予防として慣習的に行われてきたレベチラセタム投与は、ICANSの発症率や重症度を改善しないことが示された。一方で、予防投与は治療初期の血液毒性を有意に増加させる可能性があり、現在の予防戦略の再考を促す重要な知見である。
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大細胞型B細胞リンパ腫におけるCAR-T療法後の超高感度ctDNA解析を用いた早期治療反応予測

CAR-T細胞療法後の大細胞型B細胞リンパ腫において、超高感度ctDNA解析により輸注後1週間という早期段階で長期予後を予測できる可能性を示した研究である。画像診断よりも早期かつ正確に治療反応性を評価できる指標となり得る点が示唆された。